加曽利B3式期石棒2点(千葉市加曽利貝塚112号住居跡) 観察記録3Dモデル
東斜面北東部112号住居跡からペア異形台付土器(加曽利B3式土器)などと共伴して2本並んで出土。
長さ双方とも32~33㎝、緑泥片岩製。当該期の石棒の形態の基準となるものとして「加曽利型」という型式名が提唱されている。右は先端と亀頭冠部分に隆帯をもち、浅い印刻による玉抱対向三叉文を施す。赤色顔料が付着し、朱が検出されている。左は頭部先端と亀頭冠に2本の隆帯をもつ。先端部に摩滅・平滑化、体部の一部にやや平坦な二次加工(?)がある。被熱痕跡もある。(「史跡加曽利貝塚総括報告書」(2017、千葉市教育委員会))
撮影場所:加曽利貝塚博物館
撮影月日:2020.06.02
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 93 images