栃原岩陰遺跡 縄文時代早期骨角器(報告書No.190-3)

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Author name
北相木村考古博物館 3D Kitaaiki Archaeology Museum 3D
Source
Sketchfab
Polygon Count
499,999
Release Date
2022-01-28
License
CC BY 4.0

Asset Overview


 栃原岩陰遺跡(栃原岩陰部)から出土した骨角器の中でも最大級、そして最も優美と言える逸品です。長さは171㎜で、縦に割ったニホンジカの中足骨を、非常に丁寧に研磨して形状を作り出しています。その表面は光沢を持つほどです。また表裏両側から、直径約6㎜の穴を穿孔しています。
 出土したレベル(層位)は、調査開始の地表面から‐428㎝で、ここから、約11,000~10,700年前の縄文時代早期前半、表裏縄文系土器を利用した時期の遺物と判断されます。
 古くから”刺突具”と呼ばれてきましたが、用途の特定は困難です。 あまりに丁寧なつくりから、実用品ではないという見方もあります。
 またこの3Ⅾモデルについては、[『北相木村考古博物館研究紀要』第2号](https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/91482)の野口・藤森論文にも詳しく書かれています。
(報告書No.185-13・[調査報告書はこちらから](https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/90081))
(3Dモデル製作協力:野口淳氏)


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